長寿・子宝の島 徳之島総合診療プログラム

プログラム統括責任者

田代 篤史

 

プログラムの特徴

 徳之島は、100歳以上の高齢者の割合と合計特殊出生率が全国トップレベルで「長寿・子宝の島」として有名です。その徳之島において、当院は出産数年間約170件で、島内唯一の周産期施設であり、また登録者約200名の在宅患者を抱え、24時間365日在宅でのお看取りにも対応しています。さらに徳洲会の理念「断らない救急」のもと、年間救急搬送1000台を超える救急医療とそれに続く急性期医療、年間約40件に及ぶ島外ヘリ搬送にも対応し、徳之島における医療の最前線かつ最終拠点を担っています。周産期から100歳を超える超高齢者までを対象とした医療を担う病院。いのちの始まりから終わりまでの場面に立ち合い、関わり続けること。ここではそんな医療の現場に触れることができます。
 また、都会に比べれば人手も設備も不足している徳之島。足りないもの、できないことを挙げればきりがありません。けれども、あるものに目を向けると、そこには島ならではの豊かさがあります。徳之島の医療・福祉を考えるうえで、地域の人々のつながりの強さは一番大きな強みとなります。患者さんが生活する場で、その地域性や文化を尊重した上で、医療者として何ができるか考えること。それが地域医療の醍醐味であり、総合診療医として、どのような環境下でも活躍できる医師を育成し、新生児から高齢者者まで診療できる能力を身につけることを目標とします。

専門医・指導医数

総合診療専門研修指導医1名
 産婦人科専門医3名 循環器内科専門医1名 総合内科専門医1名
 ※総合診療専門研修指導医には各専門医が含まれています。

病床数・患者数

一般病床119床 結核病床1床 療養病床79床
月延べ全外来患者数 7,630人 月延べ全入院患者数 4,749人

 

ローテーション・連携施設一覧

総合診療Ⅰ 総合診療Ⅱ 内科
徳之島徳洲会病院(鹿児島県) 大阪大学医学部附属病院(大阪府) 福岡徳洲会病院(福岡県)
救急科 小児科 その他領域
札幌東徳洲会病院(北海道) 宇治徳洲会病院(京都府)

 

診療実績

総合内科は、感染症をはじめとする多岐にわたる疾患に対して各科の非常勤医師と連携を取り、治療にあたっています。専門的知識が必要な移植後の患者様、腹膜透析患者様、血液透析患者様の管理も行っています。ワクチン接種や学校健診を行い、地域住民を対象とした医療講演会を開催するなど地域医療にも貢献しています。

 

メッセージ

初期研修終了おめでとうございます。医師としての人格形成はこれからですので、多くのことを吸収し患者様から信頼される医師に成長されることを願っています。日本の医療の未来は皆さんの働きで大きく左右されることを自覚し勉強に励んでほしいと思います。願わくば20年、30年後の成長した姿を見たいものです。

院長 新納直久

連絡先

総務課 竹原友美
TEL:0997-83-1100(代表)
MAIL:toku-soumu@po.synapse.ne.jp