プログラム統括責任者
北川 泉
プログラムの特徴
- 臨床現場での学習:職務を通じた学習(On-the-job training)を基盤とし、診療経験から生じる疑問に対してEBMの方法論に則って文献等を通じた知識の収集と批判的吟味を行うプロセスと、総合診療の様々な理論やモデルを踏まえながら経験そのものを省察して能力向上を図るプロセスを両輪とします。その際、学習履歴の記録と自己省察の記録を経験省察研修録(ポートフォリオ:経験と省察のプロセスをファイリングした研修記録)作成という形で全研修課程において実施します。
- 臨床現場を離れた学習:総合診療の様々な理論やモデル、組織運営マネジメント、総合診療領域の研究と教育については、関連する学会の学術集会やセミナー、研修会へ参加し、研修カリキュラムの基本的事項を履修します。また、医療倫理、医療安全、感染対策、保健活動、地域医療活動等については、日本医師会の生涯教育制度や関連する学会の学術集会等を通じて学習を進めます。地域医師会における生涯教育の講演会は、診療に関わる情報を学ぶ場としてのほか、診療上の意見交換等を通じて人格を陶冶する場として活用します。
- 自己学習:研修カリキュラムにおける経験目標は原則的に自プログラムでの経験を必要としますが、やむを得ず経験を十分に得られない項目については、総合診療領域の各種テキストやWeb教材、更には日本医師会生涯教育制度及び関連する学会におけるe-learning教材、医療専門雑誌、各学会が作成するガイドライン等を適宜活用しながら、幅広く学習します。
- 「J-OSLER」への登録に関して:内科ローテート研修においては、症例登録・評価のため、内科領域で運用する専攻医登録評価システム「J-OSLER」による登録と評価を行います。12ヶ月間の内科研修の中で、最低40例を目安として入院症例を受け持ち、その入院症例(主病名、主担当医)のうち、提出病歴要約として10件を登録します。分野別(消化器、循環器、呼吸器など)の登録数に所定の制約はありませんが、可能な限り幅広い異なる分野からの症例登録を推奨します。
ローテーション・連携施設一覧
「集中治療研修の充実」
聖マリアンナ医科大学病院での内科–集中治療研修を最長12ヶ月、東京ベイ・市川浦安医療センター・東海大学医学部付属病院・聖マリアンナ医科大学病院での救急–集中治療研修を最長3ヶ月まで自由に研修することができます。
連携施設:松前町立松前病院 / 名瀬徳洲会病院 / まつむらファミリークリニック / 瀬戸内徳洲会病院 / 新庄徳洲会病院 / 帯広徳洲会病院 / 川崎市立多摩病院 / 湘南鎌倉総合病院 / 東海大学医学部付属病院 / 聖マリアンナ医科大学病院 / 東京ベイ・浦安市川医療センター
総合診療Ⅰ | 総合診療Ⅱ | 内科 |
松前町立松前病院(北海道) 帯広徳洲会病院(北海道) 名瀬徳洲会病院(鹿児島県) 瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県) 新庄徳洲会病院(山形県) まつむらファミリークリニック(神奈川県) |
湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県) 湘南鎌倉総合病院(神奈川県) |
湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県) 川崎市立多摩病院(神奈川県) 聖マリアンナ医科大学(神奈川県) 帯広徳洲会病院(北海道) |
救急科 | 小児科 | その他領域 |
湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県) 湘南鎌倉総合病院(神奈川県) 東京ベイ・浦安市川医療センター(千葉県) 東海大学(神奈川県) 聖マリアンナ医科大学(神奈川県) |
湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県) 川崎市立多摩病院(神奈川県) |
診療実績
こちらをご覧下さい。
連絡先
臨床研修センター
shonan-doctor@tokushukai.jp
0800-888-6201(直通フリーダイヤル)